股関節の痛みか、仙腸関節(せんちょうかんせつ)の痛みか?
股関節の痛みと仙腸関節(せんちょうかんせつ)の痛みは非常に似ています。なぜなら、その存在する部位が似ているからです。仙腸関節とは、以下の部分になります。
仙腸関節とは
・股関節の働きや腰椎の動きに合わせて動く関節
・受動的な関節で橋渡しの役割をする
・仙腸関節の橋渡しがうまくできないと痛みが誘発する
仙腸関節が原因となる痛みは、慢性の機械的腰痛(外的な力が加わることでの腰痛)の16%~30%を占めます。
仙腸関節に由来する痛みの大部分は、殿部(でんぶ)に出ると考えられていますが、両脚、鼠径部(そけいぶ)、腰痛への関連痛も認められています。
仙腸関節の痛みの症状が股関節付近の殿部(でんぶ)や鼠径部(そけいぶ)に現れるため、仙腸関節の痛みと股関節の痛みを混同してしまいがちになります。
だからこそ、股関節について学び、自分の骨格を正しくイメージすることが、予防や良い治療につながっていくわけです。
股関節の正しい位置を理解していない人が多い
股関節の正しい位置を理解していないと、殿部(でんぶ)や鼠径部(そけいぶ)に現れる痛みをすべて股関節の痛みと捉えてしまいます。
特に、一度でも股関節に疾患があると診断された方は、股関節を大きな範囲でみなしがちです。股関節の近くであれば、「これも股関節の影響かな?」という思考になってしまうからです。
有名ではない仙腸関節(せんちょうかんせつ)の場所だけでも覚えましょう!
股関節はみんなに知られている関節ですが、仙腸関節は股関節ほど大きな認知度はありません。
仙腸関節というものがあり、股関節の上の部分にあり、股関節に似た痛みを感じやすいということをイメージとして植え付けるだけでも、自分の体は変わってきます。ぜひ、この記事を通して、仙腸関節を覚えておいて下さい。
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