立ち上がれない原因と骨盤

筋力低下で立ち上がりにくいと感じている方へ

立ち上がれない原因は骨盤にもある

股関節の一部でもある骨盤。

皆さんは、座った状態から立ち上がるときに、「立ち上がるのがきつくなったのは筋力が低下したせいだ…」と思っていませんか?

立ち上がりにくいのは、筋力の低下ではなく、骨盤が後ろに傾いたせいかもしれません。

そこで、今回は、「座った状態からの立ち上がりがきつくて悩んでいる」という方へ「骨盤から見た立ち上がり」についてお伝えしていけたらと思います。

イスから立ち上がるときに「よいしょ!」とか「よっこらしょ!」と思わず声を上げてしまいますよね。

太ももに手を当てないと立ち上がりにくくなったという方もいるかもしれません。

年齢を重ねるにつれて、 骨盤が後ろに傾くと…

高齢者の座る姿勢の特徴は、背中(背骨の一部で12個ある胸椎)と腰椎が猫背になり、骨盤が後ろに傾いていきます。

骨盤が後ろに傾くと、腰がより後ろから引っ張られて、顎が少し上がる感じになります。「地面に吸い込まれる」といった発言が腑に落ちる方もいるかもしれません。

それぐらい、重心がより後ろに下がってしまっているんです。だから、立つときにより大きな労力で「よいしょ!」や「よっこらしょ!」と体を上げて立たないといけなくなります。

立ち上がりと支持基底面(しじきていめん)

支持基底面(しじきていめん)とは、体重や重力によって圧を感じることができる身体表面とその間にできる底面のことを言います。

支持基底面(しじきていめん)は、立ち上がろうとする最初は、座面にあり、立ち上がる瞬間は、両足底に移動します。力の入れ方を想像してみれば、分かると思います。

高齢者の方は、座面にある際の支持基底面(しじきていめん)が、両足よりも遠くにあるので、立ち上がる際の足へのエネルギーの運びが遠回りになります。

健常人の場合,重心線がこの支持基底面から外れると,転倒するか、転倒を防ぐための動きを取ろうとします。

両足をできるだけ腰に近づけた状態で立ってみましょう!

今までの話からピンときた方もいるかと思いますが、小さなエネルギーで、楽に立ち上がるためには、両足をなるべく腰に近づけると良いです。

そして、両手を太ももの下において、椅子を押すようにして立つと、より立ち上がりが楽になります。

筋力が落ちたのではなく、重心が以前よりも遠くなったために、立ち上がるのがきつくなったのかもしれません。ぜひぜひ、今回の記事も参考にしてみて下さい。

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