股関節まわりの筋肉

股関節には23個の筋肉が携わっている

股関節に関わる筋肉は23個あります。1関節あたりに関わる筋肉の数としては、他の関節と比べてもかなり多いです。

関節に関わる筋肉の多さによって、股関節は肩関節の次に自由に動く関節となっています。体にはとても大事な関節と言えますね。

  1. 大殿筋(だいでんきん)
  2. 中殿筋(ちゅうでんきん)
  3. 小殿筋(しょうでんきん)
  4. 大腿筋膜張筋(だいたいきんまくちょうきん)
  5. 大腰筋(だいようきん)
  6. 小腰筋(しょうようきん)
  7. 腸骨筋(ちょうこつきん)
  8. 大腿直筋(だいたいちょっきん)
  9. 縫工筋(ほうこうきん)
  10. 梨状筋(りじょうきん)
  11. 外閉鎖筋(がいへいさきん)
  12. 内閉鎖筋(ないへいさきん)
  13. 上双子筋(じょうそうしきん)
  14. 下双子筋(かそうしきん)
  15. 大腿方形筋(だいたいほうけいきん)
  16. 長内転筋(だいたいほうけいきん)
  17. 短内転筋(たんないてんきん)
  18. 大内転筋(だいないてんきん)
  19. 恥骨筋(ちこつきん)
  20. 薄筋(はっきん)
  21. 半腱様筋(はんけんようきん)
  22. 半膜様筋(はんまくようきん)
  23. 大腿二頭筋(だいたいにとうきん)

かなりの筋肉が股関節に携わっていますよね。1つ1つの筋肉の働きは、後に付け加えておきますが、簡単に言ってしまえば、23個の筋肉が、股関節の…

  1. 屈曲(まげる)
  2. 伸展(のばす)
  3. 内転(内に閉じる)
  4. 外転(外に開く)
  5. 内旋(内に捻じる)
  6. 外線(外に捻じる)

の役割を助けていると思ってもらえれば、大丈夫です。

股関節と筋肉は操り人形と糸の関係

操り人形には糸がついていますよね。糸を細かく操作することによって、顔の表情に多彩な変化を加えたり、多様な方向に体を動かしたりことができるようになります。

携わる筋肉が多ければ多いほど、細やかな動きが可能になるわけです。操り人形の糸の数が2本よりも、23本の方が、動きのカスタマイズがいろいろできそうなイメージが湧きますよね。

大殿筋(だいでんきん)

  • お尻を下外側に斜行する大きい筋肉
  • 太ももをうしろに引いたり外旋したりする筋肉
  • 直立姿勢をとるために重要な筋肉
  • 人間で最もよく発達した筋肉

中殿筋(ちゅうでんきん)

  • 股関節の外転動作では主力になる筋肉
  • 片足体重負荷の時に逆側に骨盤が傾かないように保持する筋肉
  • サイドステップの際に大きく貢献する筋肉

小殿筋(しょうでんきん)

  • 脚を外転させる働きのある筋肉
  • 脚を内旋する時もわずかに働く筋肉
  • 片足立ちの安定感に貢献する筋肉
  • 中殿筋(ちゅうでんきん)と役割はほぼ同じ筋肉

大腿筋膜張筋(だいたいきんまくちょうきん)

  • 歩行や走行で足がまっすぐ前に出るようにする筋肉

大腰筋(だいようきん)

  • 腹部内臓の後方を骨盤の前面に沿って下に伸びる筋肉
  • 股関節を屈曲させる最も重要な筋肉
  • 過度に硬いと骨盤が前傾してしまう筋肉
  • わずかな外旋動作にも関与している筋肉
  • 太ももを上げる動作に関与する筋肉

小腰筋(しょうようきん)

  • 大腰筋の中にあり、大腰筋を補助する筋肉
  • 太ももを上げる動作に関与する筋肉
  • 腸骨筋膜を張ることで、股関節の屈曲を助ける筋肉
  • 約50%の人に欠如があり、解剖学的にも特殊な筋肉

腸骨筋(ちょうこつきん)

  • 腸骨筋、大腰筋、小腰筋の3つを総称した筋肉
  • 股関節を屈曲したり外旋したりする筋肉
  • 太ももを上げる動作に関与する筋肉
  • 股関節を固定した際に上体を起こしたりする筋肉

大腿直筋(だいたいちょっきん)

  • 股関節の内転・外転動作にはほとんど関与しない筋肉
  • 大腿直筋の柔軟性が失われると骨盤は前傾しやすくなる筋肉
  • 瞬発的な動きへの貢献度が高い筋肉
  • ランニングやダッシュやジャンプなどの動作に関わる筋肉

縫工筋(ほうこうきん)

  • 人体の筋肉の中で最長の浅層の筋肉
  • 椅子で脚を組んだり、あぐらをかいたりするときに働く筋肉
  • 股関節と膝関節をまたがっている二関節肉
  • 平泳ぎのキックなど股を閉じる動作に大きく貢献する筋肉

梨状筋(りじょうきん)

  • 大殿筋の更に深層部にある筋肉
  • 歩行時の方向転換や体の向きを変える際に働く筋肉
  • 股関節の外旋を行う筋肉
  • 深層外旋6筋あ(6外旋筋)と呼ばれる筋肉
  • 硬くなるとおしりに痛み引き起こす筋肉

外閉鎖筋(がいへいさきん)

  • 大殿筋の更に深層部にある筋肉
  • 股関節の外旋筋の中では最も深部にある筋肉
  • 股関節の外旋動作に貢献する筋肉
  • 歩行時の方向転換や体の向きを変える際に働く筋肉

内閉鎖筋(ないへいさきん)

  • 股関節における大腿骨の外旋筋
  • 方向転換や立ち姿の安定させる筋肉

上双子筋(じょうそうしきん)

  • 外旋動作に貢献する筋肉
  • ただし、外線運動の関与は他の筋群に比べるとあまり強くない筋肉
  • 腸骨大腿靭帯などと協力して骨頭を安定させる働きを持つ筋肉
  • 方向転換や立ち姿の安定させる筋肉

下双子筋(かそうしきん)

  • 内閉鎖筋の働きを補助する役割のある筋肉
  • 腸骨大腿靭帯などと協力して骨頭を安定させる働きを持つ筋肉
  • 方向転換や立ち姿の安定させる筋肉

大腿方形筋(だいたいほうけいきん)

  • 閉鎖筋と同じく外旋筋群で最も強力である筋肉
  • 股関節が膝を90度屈曲の状態で内旋外旋する筋肉
  • 腸骨大腿靭帯などと協力して骨頭を安定させる働きを持つ筋肉
  • 方向転換や立ち姿の安定させる筋肉

長内転筋(だいたいほうけいきん)

  • 恥骨の上から下に走っている筋肉
  • 股を閉じる動作に働く筋肉
  • 低下するとO脚になりやすくなる筋肉
  • 平尾泳ぎのキックなど足を前方に振る動作に働く筋肉

短内転筋(たんないてんきん)

  • 恥骨全面から太ももの裏側に走る筋肉
  • 長内転筋とセットで働く筋肉

大内転筋(だいないてんきん)

  • 股関節を強力に内転させる作用を持つ筋肉
  • 股関節を内旋・伸展させる作用のある筋肉
  • 大腿部を代表する筋肉
  • 平尾泳ぎのキックなど足を前方に振る動作に働く筋肉

恥骨筋(ちこつきん)

  • 股を閉じる動作に主に関与する筋肉
  • 柔軟性が過剰に硬いと骨盤は前傾しやすくなる筋肉
  • 働きが低下するとO脚になりやすくなる筋肉

薄筋(はっきん)

  • 薄筋は膝関節をまたいで脛骨に停止するとても細長い筋肉
  • 長い帯状の筋で大腿の最も内側を走行する筋肉
  • 内転筋群の中で唯一の二関節筋
  • 平尾泳ぎのキックなど足を前方に振る動作に働く筋肉

半腱様筋(はんけんようきん)

  • 腿後面の内側にある筋線維が長い筋肉
  • ハムストリングの1つである筋肉
  • 上半身を持ち上げる動作などに関与する筋肉
  • いきなり脚の動作にブレーキをかける際に使う筋肉

半膜様筋(はんまくようきん)

  • ハムストリングの1つである筋肉
  • 膝関節と股関節を跨いでいるニ関節筋
  • 上半身を持ち上げる動作などに関与する筋肉
  • いきなり脚の動作にブレーキをかける際に使う筋肉

大腿二頭筋(だいたいにとうきん)

  • いきなり脚の動作にブレーキをかける動作に大きく貢献する筋肉
  • 異常に硬くなると、膝が内側に入りやする筋肉
  • そのため外側の半月板に対して強いストレスがかかる筋肉

健全な股関節のために筋肉にも目を向けよう

大事なのは、股関節周りの筋肉の仕組みを細かく覚えることではありません。冒頭でもお伝えしたように、股関節の運動は、

  1. 屈曲(まげる)
  2. 伸展(のばす)
  3. 内転(内に閉じる)
  4. 外転(外に開く)
  5. 内旋(内に捻じる)
  6. 外線(外に捻じる)

になり、その動きに23個の筋肉が関わっていると知っておくことです。そうすれば、股関節の調子が悪いと感じた時に、股関節周りの筋肉についても目を向けるようになります。

日ごろから股関節周りの筋肉をケアすることが大事です。一度、病院や整体へ伺い、股関節周りの筋肉について相談するのが一番のおすすめです。

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