股関節を守る良い杖(つえ)の選び方

杖を使うと股関節は本当に楽になるの?

まずは杖の種類を知ろう!

股関節に痛みがある場合、よく杖を使うことが勧められるかと思います。杖と一言で言っても、

  • 折り畳み式杖
  • ハイキング杖
  • 傘ステッキ
  • 松葉杖
  • ロフトランド杖
  • T字型杖

といった種類があり、杖によって、体の負担は変わってきます。

T字型杖なら体重の20%程度の負担を軽減できる!

体重60kgの人が12kgのダンベルを持たずに済む

T字型杖の場合は、体重の20%の負担が軽減できます。仮に、体重が60kgの場合は、12kgも負担が軽減できます。今の自分の体に12kgのダンベルがのしかかったら辛いですよね。それぐらいT字型杖が負担を軽くしてくれているということです。

T字型杖を使う場合は、まず、杖の高さを合わせる必要がある

杖の高さが適切でない場合は、体重をうまく逃すことができなくなります。杖の高さはまっすぐ立った状態で、手首、もしくは、大転子(だいてんし)の高さに合わせます。

杖を持ったときには、肘が30度曲がっているのが目安になります。背中が丸い傾向にある方は、大転子(だいてんし)の高さを目安にしたほうが良いです。

T字型杖の正しい握り方

T字型杖の正しい握り方は、人差し指と中指の間で支柱の根本を挟み込んで握ります。人差し指と中指でじゃんけの「チョキ」を作って、そのまま挟む感じです。

さらに、握る際の骨は、バイクのスロットルをひねるように手首を軽く返すということです。手首を軽く返すことで、親指の付け根の一番厚い母指球の部分で体重をがっちり受けることができます。杖は床に突き刺すように真っすぐ着くように心がけましょう。

床に対して曲がっていると、体重をうまく受けられずに、怪我や転倒の原因になります。歩くときは、痛みのある脚が上がっていこうとするときに一緒に着くようにします。

T字型杖のデメリット

歩き方を変えてしまい体幹や骨盤の回旋に影響が出る

歩くときにT字型杖を使うと、腕の振りが小さくなり、今までの歩き方と変わってしまうということが起きます。

歩き方が変わると、体幹や体幹や骨盤の回旋に影響が加わって、脚の振り出しや蹴りだしが適切に行えなくなることがあります。個人差がある部分です。

脚の振り出しや蹴りだしがうまく行えなくなると、杖を使用しても、結局は股関節への負担が思ったように減らないばかりか、ストレスになってよくないことばかりになることもあります。

極端なT字型杖依存は避けよう

これはあらゆる予防対策に言えることなのですが、1つの手法にはメリットと同様にデメリットがつきまといます。なので、T字型杖の過度の依存は避けることをおすすめします。

股関節と松葉杖

定番の松葉杖はT字型杖よりも負担減が期待できる

松葉杖は二か所で体重を支えてくれます。そのためグリップが1か所で支えるT字型杖よりも安定した歩行ができ、股関節の負担が軽くなります。松葉杖と同じく、ロフストランド杖も二か所で体重を支えるので、T字型杖よりも体重の負担が軽くなります。

杖は痛みのある股関節とは逆側の手で持つ

杖は利き手でつくものではありません

杖は痛みのある股関節とは反対側の手でつきます。杖は利き手でつくものだと思っている方がいますが、痛みのある股関節と同じ側の手でついたのでは効果がありません。

自分好みのオシャレな杖を見つけよう

使いたくなる杖を選んでモチベーションを高めよう

杖を勧められた際に、あまり気分が乗らない方は多いものです。でも、杖って、大人の貫禄というか、なんだかとっても素敵な見栄えを作ってくれるものだと感じています。

さらに最近では、デパートなどにオシャレな杖がたくさん販売されています。使い勝手の良い自分の体質や骨格や現状に適した杖を、お医者さんからアドバイスを受けながらも、デザインは自分で好きなものを選んで、「歩きやすい&歩きたくなる杖」を持つようにしましょう。

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